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更年期に起こる肌トラブル、原因と対処法

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今年はマスク着用のせいか顔のかさつきや、ごわつきが気になっています。

今回は、更年期に起こる皮膚トラブルとその対策について調べてみました。

更年期に気になり始めた皮膚症状

更年期には以下のような症状があると言いますが、私は全てあてはまっています。

  • 突然湿疹が出る
  • かぶれる 
  • 乾燥が気になる
  • 肌が敏感になる
  • シミ、しわ、たるみが増える
  • ハリがなくなる
  • 化粧のノリが悪くなる
  • 今まで使っていた化粧品があわなくなる
  • 化繊の下着やストッキングなどがチクチク感じる

更年期の肌荒れの原因

理由1)エストロゲンの減少

肌荒れの原因は、女性ホルモンの一種「エストロゲン」が関係しています。

エストロゲンは、皮膚細胞の増殖やターンオーバー、コラーゲンやヒアルロン酸の合成などを促し、皮膚の健康を保ってくれています。

閉経前後に急激に減少するため、肌トラブルが生じやすくなるのです。

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理由2)加齢による皮脂や汗の分泌量の減少

加齢による皮脂や汗の分泌の低下も影響しています。

皮脂は皮膚をやわらかくしたり水分の蒸発を防ぐ働きがあるので、皮脂が減ると皮膚が硬く乾燥しやすくなります。

乾燥すると、皮膚のバリア機能を低下させるため、肌が敏感になり、かゆみや湿疹が起きやすくなるのです。↓

加齢⇒皮脂が減少⇒乾燥⇒皮膚のバリア機能の低下⇒肌トラブル

肌の健康を保つ栄養素

肌の健康には内側からケアすることも大切です。

基本はバランスよく食べる事ですが、肌の健康を保つ栄養素も意識して補いましょう。以下は肌に良い栄養素と食品例です。 

  • コラーゲン(肌のハリ、弾力のもとになる)
    鶏肉(皮、手羽先、軟骨などが特に豊富)、豚バラ肉、牛すじ、魚の皮、エビ、うなぎ、くらげ、フカヒレ、ゼラチン、ゼリー、プリン、杏仁豆腐
  • ビタミンC(シミを防ぎ、コラーゲンの生成を促進)
    青菜、パセリ、ブロッコリー、パプリカ、赤ピーマン、いちご、キウイ、オレンジ
  • ビタミンE(新陳代謝を促し、老化の原因となる活性酸素を防ぐ)
    アーモンド、らっかせい、くるみなどのナッツ類、オリーブ油、ごま油
  • ビタミンA(肌細胞の生成を助け、不足すると乾燥肌になる)
    レバー、うなぎ、卵黄、バター、にんじん、ほうれん草、ピーマン、かぼちゃ、しそ、かんきつ類、スイカ
  • ビタミンB6(たんぱく質をつくり、皮膚の健康を保つ)
    豆類、五穀米、玄米、ひれ肉、ささみ、赤身の魚、かぼちゃ、ブロッコリー、パプリカ、さつまいも、モロヘイヤ、バナナ
  • 大豆製品
    とうふ、納豆、油揚げなど

スキンケア

汗をかく季節になると、マスクの中が汗で蒸れ、雑菌が繁殖し肌トラブルの原因になります。清潔に保つために丁寧に洗顔しましょう。

洗顔はていねいに

  1. 肌を水で濡らしてから石鹸を泡立て優しくなでるように洗う。
  2. シャワーを直接当てないでぬるま湯でさっと流す。
  3. 肌をやさしく包み込むように水分をとる。

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洗顔料はアミノ酸系の泡タイプがおすすめです。

よく泡立てて、泡で洗う感じで。肌をこすらず、負担を最小限におさえましょう

こまめな保湿

洗顔後や入浴後は、皮膚から水分が蒸発しやすいので、すぐに化粧水やクリームを塗りましょう。

  1. 化粧水を手の平にたっぷり取り、指と手のひら全体で肌になじませるように押し当てる。
  2. そのまましばらく手のひら全体で顔を包み込むようにすると、肌に浸透しやすく、潤い効果が高まる。

乾燥が気になる場合は、日中もメイクの上から化粧水をスプレーするのが効果的です。私はスプレーを携帯して、渇きを感じた時にスプレーするようにしていますが気持ちもリフレッシュします。

スプレーが大活躍、百均にもミストタイプのスプレーが販売されています。

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また加湿器を使うなどして、部屋の湿度を一定に保ちましょう。

入浴時に気を付けたいこと

熱いお湯での長めの入浴は、皮脂が奪われ乾燥が悪化します。

以下の点に注意してください。

  • 長くても10分程度
  • 40度以上の熱い湯船には浸からない
  • 拭きすぎは摩擦が起こるのでNG

入浴剤を使うと香りも楽しめてリラックス効果も高まります。

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手を洗う時も熱いお湯よりもぬるま湯で洗うようにしましょう。

手荒れが気になる方は、食器洗いもゴム手袋の使用がおすすめです。 

紫外線対策

日光はビタミンDの生成を促すなど体に良い効果もあるのですが、長時間浴びるのは肌のダメージにつながります。肌老化の7割は紫外線による光老化と言われています。(※1)

紫外線を全く浴びていなくても年齢とともに生理的老化は起こりますが、日に当たりやすい手の甲や顔には光老化も加わります。

紫外線の影響で、皮膚のバリア機能を低下させ、皮膚の乾燥を招いてしまいます。

日焼け止めクリームは、シミが気になるところ、日に当たりやすい部分には多めに塗りましょう。屋外や強い日差しの中で活動する場合は、ファンデーションの下地の前にしっかりと日焼け止めを塗りましょう。

つらい場合は医療機関に

仕事中に脚の内側全体に湿疹が出て、あわてたことがあります。しかし、仕事帰りに病院により、保湿性のクリームをいただいてほっとしました。ストッキングの刺激によるもののようでした。

突然の症状には、あわてたりとまどったりすることもあるものです。

症状が長引いたり辛い場合には、他の病気が隠れている場合もあります。

不安な時はためらわず、早めに医療機関を受診しましょう。

まとめ

更年期になると、これまで使っていた化粧品が急にあわなくなったり、突然の皮膚トラブルにとまどうことがあります。

食生活を見直し、スキンケアを丁寧におこうなうことで、皮膚の健康を守りましょう。

 

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参考1)

意外と知らない?紫外線対策|皮ふ科医に聞く ミニ知識|d プログラム(d program)|資生堂