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【おいしいもの】長命寺の桜もち

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心と体をまるっと良くする暮らしをご紹介しています。⇒自己紹介


朝方晴れていましたが、曇ってきました。
関東は今週末から天気の悪い日が続くみたい。
今日は春分。季節の味わいと心のケアについてお届けしたいです。

コロナ禍のお墓まいり

春分の前後を含めた7日間は春のお彼岸。
我が家も、毎年3度ほど親戚と墓に行き、帰りにちょっとぜいたくな食事をするのが恒例行事でした。県外にあるのでちょっとした遠足です。
しかし昨年からはコロナの影響で見合わせています。

昨年は平日に夫と二人ででかけ、掃除をして帰ってきましたが、例年とは雰囲気が異なっていました。墓石のあちこちで背丈ほどのススキが伸びているのです。コロナ禍で墓参りに出かけられなかった方が多くいたせいでしょう。

昨年の秋ごろ管理会社から「お墓のお掃除代行サービス」などのDMがきていました。「この代行サービスはやるのでは?私たちもやってみようか?」と夫と話していましたよ。

ハクモクレンの季節

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ご近所のハクモクレンが満開です。白い鳥がたくさんとまっているようで清々しいです。

「モクレン」は主に紫色のモクレンのこと。白いモクレンにだけ「ハク」をつけるので「ハクレン」とも呼ばれるそうです。

庭木にもよいのですが、ハクモクレンは15メートルほどになるので管理が大変。植える時は3メートルほどまでの紫色の「モクレン」の方がよさそうですね。

この時期、姿の似ている「コブシ」も咲き始めています。
白い花をみかけると「コブシかハクモクレンか」と迷う方もいるのでは?

コブシはハクモクレンの半分ほどの大きさ。またモクレンは画像のように花が全開しませんが、コブシは手のひらを広げたように開いていきます。

春の感情をケアする

冬から春へ、自然の変化も大きいですが、感情もめまぐるしく変わります。

3月は統計上「自死率」が高いと言われています。寒い冬に、気分は落ち込みがちですが、そういった時よりも、春の陽気で勢いがついた時にそういう気持ちにもなるのでしょうか?

怒りっぽくなった時

怒りっぽい方はさらに怒りが出やすくなる時期です。東洋医学的にも怒りのパワーをおさえるには、甘い物は効果的らしい。
女性にとってはうれしいケア方法ですね!

やる気がない時

また逆に周囲の変化や頑張りにけおされて(ああ、自分はなんの成長もないなあ)なんてしゅんとなってしまうことも。
そんな時は、酸味のあるものを食べるとよいそうです。酸味は腸の動きも活発にするので、デトックス効果も期待できます。  

春の甘味 

春の甘味と言えば、桜もち。

桜もちと言えば、長命寺の桜もち。

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創業300年といわれる長命寺の桜もちは「関東の桜もちの元祖」と言われています。

お墓詣りの帰りにその場でひとつ食べて、手土産に買って帰ります。昨年からコロナで寄り道しなくなったため、食べられなくなりちょっと残念。

白いクレープ状のお餅にあんが入ったシンプルなものですが、桜の葉の香りがとてもいいのです。1日でかたくなるのでお土産にする時はご注意ください。

桜もちの由来は

1717年頃に江戸の向島(現在の東京都墨田区向島)にある長命寺の門番であった山本新六が、土手に植えられていた桜の木の落ち葉に悩まされ、葉っぱを何かに使えないかと考えた末に、樽で塩漬けにした葉っぱをお餅に巻いたのがはじまりとされています。花見の際、桜餅を売ったら喜ばれたのだそう。

桜餅の葉っぱ、食べる?食べない?- macaroni

江戸時代の人たちも花を愛でながら桜もちを頬張っていたと思うと感慨深い。
長命寺の桜もちは小説にもよく使われているようです。
私の好きな時代小説にも描写されています。花見にきたのに人々は飲み食いに夢中なのは今も昔も変わらないですね。

「や、これじゃ花を見に来たんだか人を見に来たんだかわからねェの」不破が苦笑しながら言った。花見の客を当て込んで狭い道の両側には掛け茶屋がひしめくように並んでいた。有名なのは長命寺前の茶屋の桜餅、言問団子。(『紫紺のつばめ』宇江佐真理)

関西では、道明寺粉で作ったお餅であんをつつんだ「道明寺」が一般的だそうですが、私はこのまんまるのも、大好きです。

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まとめ

春分には春の陽気で自然も人間も活発に。でもその陽気にけおされて、感情も揺れがちです。

自分のこころをみつめながら、時には頑張り、時には安らいで、春の陽気を楽しみましょう。

お読みいただきありがとうございました。

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