猫の病院にいってきました。
いよいよ調子が悪くなり、猫はつれていかず、様子をつたえて、薬と点滴をいただいてかえってきました。
忙しく動いている時はいいのですが、ひとりになるになると寂しさがおそってきて涙がこぼれます。
保護活動をしていた関係で、自宅には病気の子や身体の不自由な子がいて、何度も介護をしてきましたが、何度経験しても、なれる事はなくつらいものです。
今は私が更年期の不調や落ち込みもあり、家にずっといることで、気持ちの切り替えもしづらく、以前にも増してつらく感じますが、希望を失わず、見守ろうと思います。
猫の病状
現在、不調な子は16歳のオス。
2年ほど前に、皮膚にしこりのようなものが体の数か所にでき、組織をとって大学で検査をしたのですが、特定の病名はつけられず、その後、再度、検査をしましたが、やはり原因がわかりませんでした。
薬で治っては再発を繰り返していたのですが、先週、食欲が一気になくなりました。
今は強制給餌と点滴で病気と闘っている感じです。
動物の介護
食べない子の給餌につかっているものをご紹介します。
(強制的に与えることをするかしないか、という点も飼い主さんによると思います)
ただ、私の経験だと、点滴と強制給餌で復活して、しばらく元気に過ごした子もいました。
また全く食べなくて痩せていた保護猫が、歯を一本抜いただけで普通に元気になったというケースもあります。
1日の栄養素をふつうの缶詰などで与えると大変ですし、猫も疲れてしますので、高栄養フードをを与えています。
人差し指と中指ですくって上あごにつける感じで与えるか、または「シリンジ」という針のない注射器で、すこしずつリズムよくあたえると、せきこむこともなく、飲みこんでくれます。
シリンジですが、ニプロのシリンジを使っています。
お水を飲ませる時にも使えます。
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上の小さいタイプだと押し出しやすいのですが、一度に吸引出来る量がすくなく、時間がかかるため、あらかじめ、何本か同時に吸引し、コップにたてかけておいて与えています。
大きなタイプを使った方が与えやすいかなと思い、今回こちらを購入してみました。
他にも、猫用のおむつ、クッション製のカラーなど、最近は便利なものがネットでも販売されています。
点滴は、腎臓病などで、脱水症状のある子に行うことが多いです。医療用の加圧式のバッグのセットを病院で購入し、皮下点滴を行っています。病院に通ってしてもらうと思いますが、何度もあるので、器具を購入して自宅で行うようにしています。
しかしこういった医療行為も、するかしないか、あるいは、どこまで続けるかという判断は、現代の人の医療と同様、悩ましいところです。
終わりに
猫たちを迎えたときは、保護できたことに感謝して、「最後までみてあげられることが幸せ」と思っていました。
しかし、いざ寿命に近づいてみると、「幸せ」と言う気持ちにはなれない。
もっと長生きしてほしいと思ったり、つらかったり、悲しかったり、なつかしかったり、医療判断に迷ったり・・・複雑な気持ちです。
インドの1日当たりの感染確認が40万を超えたとききました。
病気のつらさはなってからでないと自覚しづらいものですが、こうして病気の子と向き合っていると、生きていることだけでもかけがえのない事だと感じます。
今日は、晴れ。
新鮮な空気をたくさん吸って、木々の剪定で汗を流したいと思います。
昨年の5月。猫たちもこの季節の窓辺が好き。
お読みいただきありがとうございました。
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