猫が亡くなり、しばらくぼーっとしてしたようです。
あれ?どれくらい時がとまっていたのかしら・・・
窓の外を見ると、あんずが地面にぼたぼたと落ちていました。
自然は、待ってはくれません。
あわてて、外に飛び出しました。
肩にカバンをぶら下げて、3メートルの脚立をえっちらおっちら移動させながら、実をとり、徒長しすぎた枝を落としました。
ようやくとったあんず。
待たせてごめんね、タイミングを逃したせいか、だいぶ傷んでしまいました。
しかし、今年はよくとれたな。
洗って、へたをとって、乾かして・・・傷んでいるものはジャムに、あとは、あんず酒に、ひとつはウォッカでつくってみました。
火葬の帰りに、実家によって、ジャムを届けました。
ウグイスの声が響く中・・・牧歌的な風景に母がなじんでる。
お野菜も取れ過ぎているみたいで、たくさんいただきました。
母が挿し木用にあじさいの花を切って、包んでくれていました。
この時期花の咲いていない緑の木を3節程切り取って、土にさして増やすことができます。
3種ほどもらいましたが、なかでも「墨田の花火」は花火のような華やかさで人気なので、大切に育てたいと思います。
ちょうど私が「自宅のあじさいを増やすのだ」と、赤玉土を買った後のことだったので、「あいかわらずタイミングがよいね」と夫が驚いていました。
そう、母も私もそういうことが多い。
***
手をかけられて、すくすくと育っている野菜や花を眺めていたら、こうしたらお野菜もかわいくみえるなーとか、赤い葉っぱが緑の中にあるとかわいいなーとか、レンガを上手に使うと素敵になるんだーなどいろいろ思いが湧いてきて・・・
そうだ、私も家に帰ってやらなくちゃ!と、実家を後にしました。
止まっていた時間が、再び動き出したようでした。
お読みいただきありがとうございました。
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