「正月太り」と言うと「餅の食べ過ぎ」ということばが浮かびますが、お餅はほんとうに「太る食べ物」なのでしょうか?
我が家は、例年暮れにもちをたくさんつくるので、1月中は、ほぼ毎日お餅を食べていますが、正月に体重が増えた経験はありません。
(ビールを飲み過ぎた「水太り」はよくありますが。)
先日、テレビで「餅にはダイエット効果がある」と聞き、なるほど~と思いました。
お餅は1回何個まで?
市販の四角い切り餅(角餅)なら1食に2、3個食べてよいようです。
ご飯 1杯が18gとしてエネルギーが283キロカロリー。
市販の角餅は1個 118キロカロリーほどですので、2個でご飯1杯弱になります。※1
私の場合、市販の角餅の半分のサイズのものを通常2、3個食べているので、カロリーがおさえられ、自然にダイエットになっていたのでしょう。
お雑煮で食べると、栄養バランスも良いですし、汁物はお腹がふくれます。
昨年末はコロナの自宅待機で外出もできずお節も準備しなかったのですが、
お惣菜とお雑煮だけで、なんとなく新年の気分が味わえました。↓
※1お餅は1食で何個までが目安?ご飯茶碗1杯との比較。 - カコモンズ(旧 Nスタディ)
お餅のダイエット効果
お餅にはダイエット効果もあるそうです。
餅の栄養素には、炭水化物、脂質、たんぱく質のほか、ビタミンB1やカリウムなどがありますが、そのうち、ビタミンB1とカリウムは、疲労回復やむくみ予防に役立ちます。
またアミロペクチンという成分には、熱を逃しにくく、体を温め、代謝を促す作用がありダイエットに効果的です。
アミロペクチン特有の粘りによってゆっくりと消化されので、長時間胃の中に残るので腹持ちがよいのです。
またパントテン酸は、栄養素をエネルギーに変えてくれる成分で、白米の1.5倍含まれているので、脂肪の蓄積を予防してくれるため、太りにくくなります。
糖尿病の夫も、「朝食にお雑煮を食べると、腹持ちがいい」といつも言っています。
注意したい点 食べる順番
お餅のカロリーはそれほど高くありませんが、血糖値の度合いを示すGI値(食後血糖値の上昇度を示す指標)が高いため、お餅だけを食べると太りやすくなります。※2
お餅を食べるときは、食物繊維が豊富な食品や、酢の物・乳製品・大豆製品などと一緒に食べることで、食後の血糖値の上昇が緩やかになります。
糖尿病で血糖値の上昇を気にしている方は、特に注意したい点です。
ダイエットにはお雑煮がおすすめ
お雑煮を食べる時、まずは汁を味わって、他の具を食べ、だんだんと熱でやわらかくなりとろけてきたお餅を食べています。
そういった食べる順番にもダイエット効果があったのではないかと思います。
透明なおだしが一番好きですが、赤だしや白みそにしてゆずを刻んで入れたり、昆布だしのお醤油味でうどんといっしょに食べたり・・・と、いろいろなアレンジができるので、飽きずに食べられます。
冬場、生野菜はとりづらいですが、大根、にんじん、れんこんなどの食物繊維が豊富なお野菜がとりやすいです。
あとは、夜はお酒を飲むので炭水化物をあまりとらないのですが、お肉やお野菜のおかずだけだとちょっと物足りないなという時にも小さいお餅を焼いて食べたりもしています。
夜中になって「お腹がすきすぎて眠れない」ということが防げます。
まとめ
- お餅2個でご飯1杯弱
- お餅にはダイエット効果がある
- 食べ方(食べる順番)を意識しよう
まだたっぷりありますので、美味しく頂こうと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。