3月6日は二十四節季の「啓蟄」。冬ごもりをしていた虫たちが、地中から起きだし活動を始める時期です。そして、3月7日は満月でした。
春に起こりやすい不調や、取り組んでいることをご紹介します。
春はどんな季節?
春は「冬にため込んだものが漏れ出す季節」。
例えば桜。冬の間には何も変化がありませんが、春になると、芽吹いて花を咲かせます。冬の間、見た目には変化がないのですが、花を咲かせるためのエネルギーを着々と蓄えていたんですね。
先日、以前住んでいた場所を通ったら、早咲きの桜が一本燦燦とさいていました。
冬は、東洋医学では「閉蔵」といって、静かに貯める時期。貯めたものは春になると発散されます。芽が出たり、花が咲いたり、冬眠中の虫たちが起きだしたり・・・。
ですので、冬に「良いもの」を貯めていると、春にこのように花を咲かせることができますが、「悪いもの」まで貯めこんでいると、不調も現れやすいのです。
今年の春は「アレルギーがひどいなあ」「体調が悪いなあ」「気分が落ち込む」という時は、冬の間の、過ごし方が影響しているかもしれません。
春、こんな不調を感じませんか?
- 味覚が鈍い
- 疲れやすく倦怠感がある
- 体力を消耗しやすい
- 集中力が低下している
- 心が落ち着かない
- 悪い方向にとらえて心配しがち
- やる気が出ない
- 過去のことを思い出し後悔する
- 眠りが浅い
- 目がつかれる
感情的には、イライラしやすい、怒りやすい、などがあります。
心のデトックス、体のデトックス
冬にため込んだ悪いものを解消し、心身のバランスを整えましょう。
私もこの時期は、持病の痛みや更年期の不調に加えて!?花粉アレルギーによる目のかゆみや倦怠感など上記の不調のいくつかに悩まされています。
最近続けていることをご紹介します。
- 白湯を飲む
朝、お湯を10分くらい煮だして白湯をつくり保温ビンに入れ、1日かけてゆっくり飲む - 瞑想時間をとる
大量礼拝というヨガをしていから5~10分瞑想 - 身体を動かす
ストレッチ、筋トレ、散歩、買い物、掃除機掛けや雑巾がけでもOK - 食事
消化力が弱くなっているのでお腹がすいていない時は無理に食べない
冷たいものをあまり飲まない
季節の食材をとりいれバランスよく食べる
白湯がおすすめ
瞑想と白湯は、時々でしたが、最近は毎日続けています。
特にあたたかい白湯はデトックスによさそうです。お通じもよくなりました。
体調が悪いと、「ビタミンを採らなきゃ」「元気のでるものを食べなきゃ」「栄養ドリンクを飲まなきゃ」という方にいってしまいがちですが、ため込みすぎているこの時期は、「外に出す」ということが重要なのですね。
現代社会では特に、「飽食」、「物がありあまる時代」なので「無駄なものを取り除いていく」という考えは大切なのかも。
それになにより、お金をかけず、すぐに実践できて、副作用などないのですから、試してみない手はありません。
様々な知恵をとりいれる
デトックスに白湯を飲むのは、アーユルヴェーダの考えでもあります。
瞑想、マインドフルネス、養生訓、陰陽五行思想、アーユルヴェーダ、ヨガ哲学・・・などいろいろな書籍を読んできましたが、こころと身体の健康に関してたくさんの気づきがあります。
それらは共通する点もありますが、時には「これは現実的ではないな」と思うこともあります。例えば、日本では手に入りにくいオイルやスパイスを使っていたり。
一度きりではなく、継続できることが大切なので日本の生活で取り入れやすく、自分にあいそうなものを取り入れて試しています。
心身の状態は日々変化していますから柔軟に対応していくことも大切です。
漢方もそうですが、「2か月ほど続けてみて、効果が出なければ他の漢方に変えてみる」というように、人の体は人それぞれなので、あまり形式にこだわらず、自分の体と相談しながら環境を整えていこうと思います。
まとめ
春はため込んだものの影響で体調を崩しやすい時期。
軽い運動で発散したり、白湯を飲んで巡りをよくするのがおすすめ。
上手にデトックスしながら過ごしましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。