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土用の養生、80代の元気な両親とうなぎを食べて思う事

今日22日から二十四節気では「大暑」ですね。

名前の通り、大いに暑い!です。

午前中でもトイレにいくと、トイレの室温が34度!?

今年は特に暑いのではないでしょうか?

今回は土用の健康管理について。

80代の元気な両親とうなぎを食べて思う事をつづっています。

夏の土用にうなぎを食す

大暑、そして、今は夏の土用の時期でもあります。

昨日は、両親とうなぎを食べに出かけました。

81歳の母はうなぎの皮が嫌いで残すタイプですが(ぜいたく)、こちらの皮は残さず食べるそうです。

ビタミン類、コラーゲン、DHA、EPAなど、栄養価も高いうなぎ。

若い頃は、「こういう時期にこういうものを食べるとよい」なんてことはあまり意識していませんでしたが、今の私は、ぐらぐらなので「神頼み」、自分の体をいたわるつもるで、良いと思うことをすると、気分的にも良くなります。

土用の養生

土用の時期は、脾が活発になり消耗しやすいため、脾をいたわる体調管理が大切だそうです。

東洋医学でいう「脾」とはいわゆる脾臓という臓器ではなく、食物を体に入れ消化し血液をつくる→血液や尿などの水分のバランスを保つ→エネルギーに変える、という全体の働きのこと。

特に日本人は脾が弱い人が多いらしいです。

気を付ける点

  • 脾は湿をきらうので、生もの、冷たいもの、甘いもの、脂っこいものの摂り過ぎない
  • 冷房に頼らず、体を動かし、暑さに慣らしておく

また、「その季節に体調をくずすのは、前の時期の養生の仕方が悪かったから」ととらえます。

梅雨に入る前、少し涼しい時期にウォーキングをしたり、庭仕事をしたりして、体を強くしておくことが夏の厳しさを乗り越える原動力になる、ということです。

そして、土用に入ったら、ウナギを食べたり、畑仕事を休んだりして、体を労わっていく。そのような生活スタイルが良いのでは、と思います。

80代の健康管理

80代の両親はまさにそんな暮らしをしているせいか、あいかわらず元気そう。

父は今年87歳になりますが、春に訪れた時は、排水管の水漏れを修理するのに、家のまわりの土を掘り起こしていたんです。

途中でくたばったらどうするんだ?なんて、冗談を言っていましたが、次に行った時には、4mもの配管を設置し、土も埋め戻されていました。

歩く速さは私の半分ほどだし、よくふらつくし、ビールを注ぐ時もこぼしたりしていて、耳もよく聞こえていません。よくいろいろなことができるものだと、驚くばかりです。

毎年冬になると寝てばかりで「もう長くない」と言っているのに。

そして今の時期は、涼しい時間に野菜の手入れをするぐらいでのんびりしているようです。

できる時とできない時があるみたいです。

母も、うなぎは半分で十分みたいで周りに分けていました。

良く食べる時と食べない時があるようです。

終わりに

両親をみていると、テレビや動画でみかけるいわゆる「元気なお年寄り」も年がら年中、元気なわけではなく、実際はその時々で休みや休み動いているんだろうな、と思います。

「~は体に良い」「~のサプリが効く」などという情報がネットやテレビであふれていて、元気なところだけ見て、この暑さの中、真似してシャカリキに動くのはかえって危険な気がします。その前に大切なのは、

自分の体を把握し、自分なりのペースで動ける、ということ。

  • 自分の体の状況を把握しておくこと
    (暑い、寒い、~の動きが悪い、痛い、など)
  • 自分の体が必要としている物や量がわかること
    (これがおいしく感じる、塩気が欲しい、甘みが欲しい、もういらない)
  • 自分の体や心に良いことをちょうど良いタイミングで行うこと
    (今はできる・できない、こうすると気持ちが良い、こうすると落ち着く)

そういったことも大切なのでは、と思います。

お読みいただき、ありがとうございました。