プラダンでつくった二重窓、寒さ対策に効果を感じています。
今回はプラダンで作成した二重窓の簡単な作業工程、費用と材料についてご紹介します。
浴室の出窓に二重窓を作成
浴室の出窓に二重窓をつけてみました。

レールの幅に注意!
しかし、ひとつ大きなミスが発覚!
ネットで購入しましたが、表記を勘違いしてしまい、太過ぎました~。ひとつの溝に4mmのプラダンが2枚入ってしまいます。ネットで購入するときの幅の記載にはご注意ください。

ひとつの溝に2枚はめてみたところ機能してくれたのでこのまま使うことにしました。
作業内容

- 下は浅い溝、上は深い溝のレールを窓の幅に合わせて切り、両面テープで貼りつけます。(養生テープを貼った上に両面テープで貼り付けておくと後で剥がしやすいです)
- その溝に窓の内径から少し小さめ(4mmほど)に切ったプラ段をはめこみます。
窓との間隔は7cmくらいにすると断熱効果が高いそうです。
プラ段はカッターできれいに切れるので初めての方でもトライしやすいかと思われます。窓の開け閉めもしやすいです。
注意点
白い浴室にあっていて見ためもすっきり、なかなかよくできたと思いますが、ボードの上にのって切っていたので膝をついた部分の色が変わってしまいました。カットの際はご注意ください。
また古い家の窓は歪んで平行四辺形になっている場合もありますので、調整が必要な場合も。カッターなので2ミリの調整でも可能でした。

参考動画)
こちらの記事が参考になりました。↓
プラダン二重窓の材料と費用
材料とおおよその費用をご紹介します。
厚さ4mmのプラダンはホームセンターで購入し、レールはヨドバシのネットショップで購入しました。在庫がないと届くまで時間がかかりますが、送料無料なので気軽に買い足すことができました。
プラダン1枚で足りる窓なら、2,000円ほどで作れます。
- プラダン、ポリカなどの遮熱性のある板
91×182cm 厚さ4mm ホームセンターで1枚1,000円ほど入 - 板を支える上下のレール
光モール ガラス戸レール5
上が2mで600円、下が2mで300円ほど
ガラス戸レール3はぎりぎり過ぎて開閉がスムーズではなかったので、すこし太めのガラス戸レール5にしたところうまくいきました。 - 開閉する時の取っ手
100均のシール式の取っ手は2つセットで100円 - サイドの隙間をなくすためのコの字型のレール
あまり隙間がなかったのでつけませんでした - 板を強化するため縁にとりつけるカブセ
光モール ホワイトカブセ:182cmで199円 ネットで購入しました
3以降はなくても機能する場合も。
取っ手もテープを耳にして貼れば、ひっぱって開閉できます。
その他①レールの代わりに角材を利用
リビングの出窓には、レールの代わりに100均(ダイソー)の9mmの角材を使ってみました。(90cm2本で100円×4セット=400円)幅180センチまでこれで対応できます。

角材を1cmほどの隙間をあけて平行に貼り付け溝にしています。(下画像)

養生テープを貼った上に両面テープで貼りつけると後で剥がしやすくなります。
100均の8mm幅の両面テープを使いました。
ダイソーにはプラダンも販売されていましたので、小さな窓でしたらすべての材料がそろうかと思います。
その他②コルクボードの枠を利用
トイレの小さな窓には、いらなくなったコルクボードの枠を利用しました。
1cmほどの溝に、4ミリのプラダン2枚をはめ込みました。

窓枠ぴったり幅にあわせてカット。
溝に二枚のプラダンを入れたままたたいてはめ込みました。

小さい窓なのでプラダンのゆがみも少なく、開閉もスムーズ。
窓枠と同じ色の木枠なので見ためもしっくりします。
100均でも販売されている、「配線カバー」も使えるようなので試してみたいです。
以前はプチプチを貼っていました。↓
プラダン二重窓のデメリット
プラダンのデメリットをあげてみます。
- 大きな窓だとたわみやすい
プラダンの厚さは約4mm。大きな窓(高さのある窓)はたわみやいです。両端をカバーするカブセという材料をつけると多少良くなると思います。 - プラ段は薄い白色なのであかりは入りますが、外は見えなくなります。
目隠しにはなります。
上記の欠点を補うものとして、ポリカ中空ボードもあります。
ポリカは強度が高く、透明度もありますが、値段はプラダンよりも高め。プラダンでの防寒がうまくいきそうなら、こちらも検討したいと思います。
2025年10月追記)
トイレの小さな窓などは2年目も問題なく使えています。夏の冷房効率にも効果的でした。
プラスチックの劣化はありませんが、高さのある窓については、歪んでレールから外れてしまうケースがあります。高さのある窓については、木枠を付けるなど工夫が必要かと思います。
プラダンと木材で仕切りドアを作りました↓
終わりに
二重窓をすこしあけて中をのぞくと冷たい空気が。
窓と二重窓の間に、冷たい空気がたまっていて、ここがクッションになり冷気を防いでいるのでしょう。特にトイレは窓からの冷気を感じにくくなりました。
目かくししても良い場所なら段ボールや発泡スチロールの板、ベニヤ板を使っても。
寒さ対策になりますし、節電にも効果的です。
お読みいただき、ありがとうございました。