先週末は実家でたけのこを掘りました。
家の裏の竹林。長年、父が雑草を刈ったり道路に飛び出している枝葉を切ったりと手入れをしてきたので、地主さんに許可をもらっています。
けっこう傾斜があり、枯葉や枝がつもっているので滑ります。
たけのこを掘る
靴で地面をなぞりながら探っていくと、足裏ででっぱりを感じます。
先の2、3センチだけが見えている状態なので深く掘り下げ、根元がみえてきたら、歯ををさしこむように落として地茎とつながっている部分をさくっと切り落とします。
たくさんとりたいときは、大きなスコップや鍬ではなく、ポイントを絞って深く掘れる、細くて重い鍬があると便利だそうです。
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だいぶ掘り下げました。
掘り起こした場所は、雨で土が流れないようきちんと埋め戻します。
大きさがわかるように手袋とくらべてみましょう。
手で取ろうとすると、意外にやわらかくてポキン!と折れてしまいます。一番右、木の根っこがからまっているのがあり、手でとろうとしたら折れてしまい叱られました。
早朝採った白いタケノコがおいしい
タケノコは夜の間に養分を吸収し日が出ると生長するため、夜明け前に掘るのが一番おいしいそうです。
小さいタケノコをみつけたら、その横に棒をたてて落ち葉をかけておきます。そういった小さなものも2、3日で急激に生長するほど成長が早いそうです。日陰で育てる白いタケノコがよりおいしいくなります。
筍(たけのこ)の字は一旬(10日間ほど)で「竹」までに生長してしまうからだそうです。
80代の両親の元気の秘訣
ガンを患っている87歳の父。「今年がさいごかもしれない」とことあるごとに言ってきますが、落ち葉や枝が大量に落ちている土手をなんなくのぼり、たけのこを探す姿はえらく生き生きとしています。
根元を切ってとりだすのがうまくできないので父に任せ、「さすが~道具の扱い方が違う」と皆で感心していたら、まんざらでもなさそうでした。
両親とも80代ですが、畑も続けているようです。
私は今は更年期と持病でぐたぐたなので(今は、肘と手指の関節がうまく動きません )両親がこうして元気にしているのはありがたいです。
とれたたけのこを「~さんにおすそ分けしようか」とか、「今回は何をつくろうか」、と庭でお茶を飲みながら話しました。
体を動かして話をして・・・そんなことが元気の源になっているみたいです。
父は日本海の漁師町で育ったので、田舎に帰ると、漁に出てとれた魚と自家製のコメを食べる自然に囲まれた自給自足のような生活でした。
東京に出てきて働き始め、生活は一変しましたが、今はまた自然に囲まれた生活を楽しんでいます。
年をとると自然と「子供に戻っていく」と言いますが、子供のころ楽しんだこと、心地よかったことに触れることで、自分のルーツに戻る。
そういったことが元気の秘訣なのかもしれません。
お読みいただき、ありがとうございました。
例年この時期はたけのこ話題。毎年同じようなこと書いています。