一昨日、父の86歳の誕生日会も兼ね、実家でバーベキューをしました。
バーベキューの様子と父が数年前に手作りしたバーベキューテーブルをご紹介します。
秋のバーベキュー
メインは、姉のだんなさんがゴルフコンペでゲットしたというA5のお肉1キログラム!
50代の後半のバブル世代の姉夫婦、このご時世で、今でもバブリーな暮らしぶりです。
そんなお肉を人数分しきつめたら、脂身でぼーっと火柱が上がって黒焦げに。
そこで、個々に焼き係の姉に依頼して焼くことに。
人数がいるとなにかとルールができるものです。
それから妹の好きなラムチョップ、レバー、ハツ。
野菜は、アスパラ、レタス、なす、かぼちゃ、さつまいも、ピーマン、キャベツなど。母がある程度煮ておいてくれたので、すこし焼くだけ。
私はいつもむね肉ばかり食べているので、ぜいたくなお肉は胸焼けが・・・この年だと3,4枚で十分だと思いましたが、何やかんやゆっくり話しをしながらつまんでいたら、大人7人で1キロほぼ食べ切りました。
手作りのバーベキューテーブル
「半端の木材でその場しのぎにつくったものだ」と言っていましたがけっこうしっかりしています。ひとり黙々と炭の準備をする86歳の父。
この幅の広い縁台も手作りですが、椅子よりもあぐらがよいそうで、バーベキューでも和洋折衷!? 縁台にござを敷くのは良いアイデアですね。
父は定年退職した今でもたいていつなぎの作業着を着ています。丈夫だし畑やDIYなど作業ばかりしているのでいいらしい。
テーブルは小さ目ですが、7、8名座れます。
脚部のくふう
天板を外すとこんな感じになっています。
レンガを敷いた場所と段差があるので、脚の長さが調整されていましたよ。
私もつくってみたいので撮影しました。
けっこうぼろですが、天板をおくと立派にみえます。
天板の工夫
天板は、三枚の板を、凹部と凸部をで接合する本ざね接ぎをしていました。
ゆがみもなく安定していて、私がつくったこたつテーブルとは大違い。
中央の四角にくりぬいた板はフタになるので、ふさげばふつうのテーブルとしても使えます。火の調整に角に細く割ったレンガをおいています。
炭は途中で足さずに、2時間もちました。
日が暮れて肌寒くなってもきましたが、炭がほのかに温かく、食後のコーヒーもおいしく頂けました。
こんなタイプがネットでも販売されています。
80代の元気の秘訣
80代の両親をみていると、(持病もありますが)健康に生きるための気づきがあります。
年をとると「体も衰えて、できなくなるから」と、生活を縮小しがちですが、両親は今でも率先して剪定や草むしりなど庭しごとしています。
「庭や家のメンテができないから住み替える」「庭木を伐採した」という話もききますが、両親の性格だと「好きなこと、すべきことがあって、ちょっと無理をしても工夫して続けてみる」ことが良いのかなと。
実は10年以上前、父は犬の散歩から帰れなくなり、近所の方に送られてきたことがあり心配しましたが、今も手を借りることなく暮らせています。
先日うちに来た時、階段の上り下りが大変そうと思いましたが、そういう体も動かし続けることでコントロールできているのでしょう。
「今あるものを使いきりたいから」と、端材で何がつくれるか考え、手を動かして、物を創り、人を招いて食事を楽しむ・・・いろいろな要素が健康の秘訣であるような気もします。
今私も不調中、節約しながら家計をやりくり・・・これも課題と思い、頭をひねり楽しめれば、ぼけの防止にもつながるのかな?
なるほど、好きなことはあきらめず、ちょっと無理しても続けてみよう。
それから「老後に新たにはじめる」というよりも、今、好きなことの延長線上に、老後の暮らしはあるのかな、と。
バーベキューが終わり、黙々とテーブルをふいて片付けている父を見ながら、
そんな気づきがありました。
今年は柿がたくさん。まだまだ採れるので帰りにもらってきました。
お読みいただき、ありがとうございました。