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【老後のお金】消えた年金、年金記録に漏れがあった話

突然ですが「ねんきん定期便」を確認していますか?

私は、年金記録の漏れが発覚し、訂正を申請した経験があります。

気づかず放っておけば、漏れている分が支給されず老後の年金が減ってしまいますので、訂正しておいてよかったと思います。

今「マイナンバー」の不備が問題視されていて、2007年のあの事件を思い出しました。

年金漏れに気づいたきっかけ

10年以上前のこと。

45歳の時に送付されるねんきん定期便の「年金加入履歴」で気づきました。

年金加入履歴には勤め先の名称資格を取得した日喪失した日などが記載されていますが、未加入の期間があったからです。

転職時に未加入期間が生じないよういつも注意して手続きをしていました。

(※厚生年金→国民年金への切り替えは、退職した日から14日以内に住民登録している役場で自分で申請します。)

私の年金漏れのケース

年金が漏れた理由は、特定することはできませんが、私の場合、以下のような環境でした。

  • 戸籍は旧字体だが、場合によっては新字体を使っていた
  • 職場環境の変化が数回あった(個人事業主、正社員、派遣社員、国民年金から厚生年金の変更など)
  • 結婚により姓が変わった

年金記録の漏れにはどのようなケースがあるかは、日本年金機構のサイトで紹介されています。

参考)日本年金機構より こんな方はぜひ、年金記録に漏れがないかご確認を!

https://www.nenkin.go.jp/service/nenkinkiroku/torikumi/sonota/kini-cam/20140214.html

消えた年金問題

2007年の「消えた年金」などといわれた年金の不備は、記憶にある方もいらっしゃるかと思います。

平成19年、年金手帳などに記載されている基礎年金番号に統合されていない記録(持ち主不明の年金記録)約5,095万件の存在が明らかになりました。

この記録は、平成9年にそれまでそれぞれの公的年金制度ごとに異なる番号で管理していた年金記録を基礎年金番号に統合した際に、様々な理由により古い番号のままで残っていた記録でした。 参考)日本年金機構サイトより

「消えた」というよりは統合の際に、紐づけがうまくされずに「浮いた」状態なのでしょう。現在でもまだ持ち主が分からないデータ(未統合記録(持ち主不明記録))は存在しているそうです。

持ち主不明記録は「ねんきんネット」のサイトから検索できます。

年金記録のチェック方法

年金記録は、紙で送られてくる「ねんきん定期便」、もしくはインターネット上で見られる「ねんきんネット」で確認できます。

ねんきんネットでの確認方法

www.gov-online.go.jp

年金加入記録に「もれ」や「誤り」があった場合

参考)日本年金機構

https://www.nenkin.go.jp/service/nenkinkiroku/torikumi/teikibin/20150331-01.html

最後に

「年金記録に漏れなどおこるはずはない」と思っていたので、実際自分に起こった時は、正直ショックだったし、制度のおそまつさに憤りを覚えました。

それも「誤り」を伝えられるのではなく、自分でチェックして行動しなければ訂正されないというのですから。

当時、封書が送られてきても、自分でチェックするのが難しい状態の方もいらっしゃったかもしれません。周囲が職歴を把握しているとも限りません。

2040年には、4人に1人の割合で認知症になっているとか。

先のことを考えて暗くなるのもよくないですが、元気なうちにできることはしておくと安心かなと思います。

お読みいただきありがとうございました。

あじさいも、そろそろ終わり。

2年前、実家の母にわけてもらったさし木も遅ればせながら花を咲かせています。庭のアジサイも種類が増えました。