うちでも作っていますが、一足早くきゅうりがとれはじめたのでもらってきました。
でも大きすぎるんじゃない!?1本25cm以上あります。
私「もう少し小さいうちにとりなよ。大味になるんじゃない?」
母「このくらいでとるものよ。大きくしたっておいしいんだからもったいないわ。」
80代の両親が毎年好んでつくっている品種、「黒さんご」です。
市販のきゅうりよりとげとげしています。
毎年、この時期になりますと、「きゅうり」の話題ばかりしている、マンネリ人間です。↓
しかし、今回、このきゅうりについてまた新たな発見がありましたのでご紹介します。
洗う前はこんな感じ。
なにか気づくところはありませんか?
そう、この白っぽい感じ。
実家も無農薬でそだてていますから何か薬品がかかっているわけではありません。
なんだろう?と疑問に思ったので調べてみました。
この白い粉のようなものを「ブルーム」というそうです。
きゅうりについている白い粉の正体は「ブルーム」
ブルームとは、暑さ寒さの外因や、水分の蒸発を防いだり、老廃物を出したりするために、きゅうり自身が出す白い粉のことです。
ブルームはブルーベリーなどにもみられ、ブルームがあるのがおいしい証とされていますが、きゅうりにもこのブルームが出ることはあまり知られていません。
このブルームがあるきゅうりを「ブルームきゅうり」と呼んでいるそうです。
市販のきゅうりは白くならない「ブルームレス」
このブルーム、30年ほど前から市販で売られているきゅうりには見られません。
現在スーパーで販売されているきゅうりはほとんどがブルームのない、接ぎ木でそだてることによりできた「ブルームレスきゅうり」だそうです。※
白い粉が、「農薬」などと間違えられて、イメージが悪いということもあり、収穫量も増やしやすいこのブルームレスキュウリを育てる農家が増えたそうです。
パリッとみずみずしいブルームきゅうり
白い粉は、食べても害がありません。
水分の蒸発を防ぐため、ブルームレスよりも、みずみずしく、パリッとしていると書かれていましたが・・・
なるほどたしかに採れたきゅうりはたしかにそうかも。
(とれたてだからそう感じる)と思っていましたがブルームのおかげもあるのですね。
また、ぶつぶつの孔から味がしみこみ、漬物もおいしく漬かるそうです。※
姿を消した「ブルームきゅうり」から見えてくる事とは… 野菜情報VOL.620 令和8/7~8/20 | 七色畑のオーガニック げんきの市場
育て方は簡単
特別な品種を育てるわけではなく、種から育てれば、自然に「ブルームきゅうり」になるそうです。
夏の野菜管理は、暑くてすぐ疲れるし、蚊に刺されるし、虫は多いし・・・でお世話するのはたいへんですが、できたきゅうりはあの「ブルームきゅうり」。
「おおこれがブルームか・・・」と収穫しながら、しながらしみじみと思いました。
お読みいただき、ありがとうございました。