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あんずの使い道と効能

あんずがどっさりとれたので、最近よく食べています。

正直これまで、あんずにはあまり興味がなくて、(酸っぱいものがあまり得意ではなくて)ジャムと言えば、マーマレードやブルーベリーばかり選んでいました。

うん、砂糖少な目なこともあり、やっぱり酸っぱいなあ。

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あんずの薬膳的効能 

あんずの種を粉にした「杏仁」はアンニンドウフに使われて漢方薬の材料ととして扱われています。アンニンドウフはもともと薬膳として食べられていたのですね。

肺や大腸をうるおし、咳や喘息症状を軽くしたり、乾燥性の便秘を解消するそうです。

薬膳効果を調べてみましたが・・・私の本には「杏仁(きょうにん)」の部分しか掲載されていませんでした。

あんずは、桃やりんごとちがい、果物としてはあまり食べられていないからでしょうか。 

あんずの実と杏仁とでは、効能はかわるのでしょうか?調べてみました。

どちらも「潤す」作用が期待できるようです。

果肉の方は、温性(体を温める性質)があるため、食べ過ぎると皮膚の炎症が悪化する原因にもなりますので気を付けたいですね。しかし、適度に食べることで、潤いと温め効果があるので、これからの時期、冷房による肌の乾燥や冷えなどにはよさそうです。

あんず:微温~温性。甘・酸味。帰肺・大腸経。
肺を潤して咳を止め、呼吸を安定させる。体液成分を生み、渇きを止める。エネルギー不足による慢性の下痢や軟便を止める。( ※参照)
注意:温性のため、多食すると容易に熱化してできものや皮膚疾患の原因になるので注意する。また歯を損傷することもあるので注意する。

杏仁:平性。甘味。帰肺・大腸経。
咳を止めて呼吸を楽にする。虚弱体質による呼吸器の不調を改善する。大腸を潤して便通をよくする。(※参照)
注意:多食するとシアン中毒を発症するので注意する。

たっぷりとれたあんず
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あんずの栄養素的特徴

あんずの栄養素の特徴を簡単にまとめてみました。

  • ベータカロテンはトップクラス(柿の3倍 ほうれん草の1.1倍)
    ビタミンAに変換されるので、抗酸化作用や粘膜の保護(冷え症予防や美肌効果)
  • カリウムが血圧を下げ、むくみも解消
  • 豊富な鉄分
  • 有機酸の乳酸減少効果で疲労回復と食欲増進
  • 食物繊維で便秘解消
  • ギャバ(アミノ酸の一種)で脳動脈硬化症やボケの予防

あんずの木と暮らす

写真の実をもたらしてくれた、あんずの木。桜の少し前に、桜のような花を咲かせます。今年の3月の様子です。花の時期はパッと咲いて、パッと散る。桜よりも短いです。↓はかなげで可愛らしい姿ですよね、でも・・・

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2か月後(左)、緑がぼーぼーで、力強くなってゆきます!

落葉樹の変化っておもしろいです。

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あんずの使い道

我が家はあんず酒あんずジャムにしましたが、姉のところでは、シロップに漬けた後「干しあんず」にしたそうで写真を送ってくれました。その手があったか~。シロップ漬けにしたら、酸っぱさも和らぎそうですね。私も来年挑戦してみたいです。

干しあんずの別名はドライアプリコット。(とってもおしゃれに聞こえますが同じものです(^_^.))。人気のドライフルーツとして、販売されています。

砂糖がはいっていないそうなのですが、すっぱくないの!?気になります。

まとめ

あんずは、果肉も種も活用できて、美容や健康にも良い食品です。

春には、桜のような愛らしい花に小鳥たちが集まり、庭木としても楽しめます。

お読みいただきありがとうございました。

おいしくできますように。

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※参照:泰生堂薬局 | 薬膳:食品の薬膳的はたらき・あ~こ

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