庭仕事は楽しいです。
ですが時折ふと(この家にいつまで住み続けれられるのか)という思いがよぎります。
体が弱ると気も弱る
更年期の私、昨年病気もみつかって体の痛みが出たりして・・・気が弱くなっていることもあるのでしょう。
一昨日も、生垣の剪定をしましたが、脚立に上ってひとりで行うのは結構大変な作業でした。
例年この時期から急に枝葉が生長し、お隣のガレージに伸びてしまうのでさぼるわけにはいきません。
喉がかわいて部屋に戻ると、夫ときたら自室で、コーヒー飲みながら、動画かなんかみてのんびりしている・・・。
(夫は別荘のオーナーで、私は、家政婦か庭師か・・・。)
そんなひとりごとが湧き、腹が立ったのです。
(もうほぼ終わっていましたが)切った枝を細かくする作業を、手伝ってもらいました。
でもまあ、言えば手伝ってはくれますし、私も好きでやっているということもあり、物事は良くも悪くもとりようだということもわかっています、が。
家の季節ごとの管理が私の手でなされているのはたしかで、私がいなくなったら、この家は、雑草ぼうぼうのゴミ屋敷になってしまうのでは。と心配がよぎるのです。
老後の住まい
うちは、子どもがいないということも影響しています。
「子どものいない夫婦、住まい」で検索してみたところ、「子どもがいないのにマイホームを持つ必要があるのでしょうか?」などという内容が!
う~ん、あまり参考になりません(^_^;)
「戸建は子どもに財産を残すためのものだから、子のいない夫婦は、賃貸でよいのでは。」という考えらしい。
しかしこれに似たことは、実際、言われた覚えがあります。
「夫婦ふたりになったら小さめの家にダウンサイジングする」というのは、聞いたことがありますが、知人は、夫婦ふたりなのに「独り立ちした子供たちが、帰ってこれる場所があるように」と大きめの家を買ったそうです。
人には色々な考えがあるものです。
老後の暮らし むかしと今
統計をみてみますと(※参照)65歳以上の高齢者の子との同居は大幅に減少していて、子どもがいるいないにかかわらず、ひとり暮らしの高齢者が多くなっていることがわかります。
65歳以上の子供との同居率
- 昭和55(1980)年にほぼ7割
- 平成27(2015)年には39.0%
65歳以上の単独世帯又は夫婦のみは半分以上に
- 昭和55(1980)年には合わせて3割弱
- 平成27(2015)年には56.9%
65歳以上の一人暮らし高齢者の増加は男女ともに顕著
- 昭和55(1980)年には男性約19万人、女性約69万人
高齢者人口に占める割合は男性4.3%、女性11.2% - 平成27(2015)年には男性約192万人、女性約400万人
高齢者人口に占める割合は男性13.3%、女性21.1%
割合よりも、その数に驚きます。
男性が192万人に対して女性は400万人か。
特に女性は、これからどんどん増えていくでしょうね。
最近は、40代の妹と老後のことについて話すようになりました。
独身の妹は今、両親と暮らしています。
同世代の方のブログでの住み替えの体験談や暮らしの工夫なども現実的でとても参考になります。
終わりに
すこし心が沈みましたが、庭に出て太陽の光を浴びていたらすっきりとしました。
そもそも、20代で結婚したころは1DKの狭い賃貸だった。
それから少し広い場所に移り住み、犬を飼い、猫が増え・・・思えば狭い賃貸がつらかったというわけではなく、その場その場で、楽しみ方も変わってきました。
そうやって自分も変わっていけば良いのでしょう。
家の維持が大変になったら、マンションなどに住み替える、ダウンサイジングという方法や、住みやすくするための改築やリフォーム。シニア向けの住宅に引っ越すと方法もあるそうです。
そう言えば、ちょっと前までは(移住もいいかもな)と思っていたな。
幸せはひとそれぞれ。
いろいろな考えを参考にしながら、自分に合った決断を上手にしてゆき、楽しんでいけたらいいな、と思います。
参考)
1 高齢者の家族と世帯|平成29年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府
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眠くなるようなはなしだったかニャー