ストレスで喉がつかえた感じがした日
今週は、腹の立つことがあり、しばらくそのことを引きずって体調を崩していました。久しぶりに「喉がつかえた感じ」がしたのです。喉が細くなり、飲みこみづらくなると言うか・・・。その後大抵、胃や腸がしくしく痛みだし食欲がなくなってくるのです。
中医学でいうと、この症状は「気滞」(きたい)、気が滞っている時にあらわれる症状だそうです。
春は、肝臓が働いて、冬の間にためた老廃物を外に出すことで、冬の体は春の体に川ていきます。しかし、肝臓が弱っているとそれがうまく進みません。そのため春は、肝臓をよく労わるように、と言われています。
肝臓が弱ってくるとこの「気滞」が起きやすいのです。
ストレスを感じている方は、この週末、心も体もゆるめて、無理せず自分を労わってあげて下さいね。
気とは
体は「気」「血」「水(津液)」という3つのバランスがとれていることで健康が保たれています。「気」は体を動かす生命エネルギーのこと。気のバランスが崩れると、メンタルや自律神経の不調、免疫力の低下があらわれます。
気滞のから見られる症状(※1)
- イライラ、怒りっぽい、ストレス
- 頭痛、肩こり、背中やお腹の張り
- げっぷ、しゃっくりが多い
- 喉がつかえた感じ
- 下痢と便秘を繰り返す
- 痛みがあちこち移る
- ストレスで痛みが増強する
他の症状も思い当たることがありました。イライラしていたし、お腹やわき腹に痛みが出ていた。ストレスで喉がつまる。心と体はつながっているのですね。
症状に覚えのある方は、気を巡らせるイメージをもちながら、次の方法でケアしてみてください。
- 香りの良い食材や、酸味をとりいれる
- 汗を掻くくらいの運動をして気分転換する
- 東の朝の太陽をみながら深呼吸をする
また、手の親指と人差し指の骨が交差するくぼみの部分「合谷」(ごうこく)というツボを、反対の親指で人差し指の骨の内側に向かって強めに押すと落ち着きます。
以下の食べ物も効果的です。
気の巡りを良くする食べ物 (※1)
玉ねぎ、ピーマン、ゆず・みかん・グレープフルーツなどのかんきつ類、鮭、カジキマグロ、ジャスミン、ワイン(赤、白)など
怒りのエネルギーを抑え込まないで
喉のつかえは、言いたいことが言えないことのあらわれ。ネガティブな感情を理性で抑え込んでしまうタイプの方がなりやすいのです。
のど元まで出かかった言葉を、必至に飲みこんだ経験がありませんか?
私はそうです。喧嘩などで言葉にすることはあまりなく、最近は涙もろくなったので、ただしくしくと泣いている事が多い。
これ、後々その気持ちをひきずってしまうので良くないそうです。
また他のことで喧嘩になった時に、その時の感情がよみがえってきて怒りや悲しみの感情が倍増するのです。「あの時もああだった。」と。
感情を抑圧することはストレスを貯め込むことにつながります。
貯蓄は楽しいですが、ストレスの貯蓄はやめましょう。
思い切ってその場で口に出してみるのも良いですし、誰かに話を聞いてもらったり、紙に書き出すのも効果的です。
その「怒り」もあなたの一部。
その感情を受けいれて外に放ってあげてくださいね。
お読みいただきありがとうございました。
参考)
- 価格: 1430 円
- 楽天で詳細を見る